3歳児の創作ストーリー採録(3歳)

今年になってから、お風呂上がりの寝る前に、お話の読み聞かせ本を読むようにしている。

お母さんと一緒のお風呂から出てきて、パジャマに着替えると、大声で父を呼ばわる声が聞こえてくる。

「おとうさあぁーーん!おはなしよんでぇーーーっ!」

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「おしごとするね!」(3歳)

僕は一人で仕事をしているので、自宅作業をしている日が多い。ヒロシはそんな父の姿を毎日見ていて、漠然と「仕事をする」ということを理解しているようだ。

ヒロシの「おしごと」の理解

・大人になると仕事をしなくてはいけない
・仕事をしているときは遊んでくれない
・仕事とはノートPCを開いてキーボードをカタカタ打つことである

たまに打ち合わせ等で外に出て仕事をして帰ってくると、それはもう嬉しそうに、ワンちゃんならおしっぽグルグルだよレベルで玄関まで走って出迎えてくれて、

「ヒロシくんさみしかったよぉー」
「ひろしくんねー、おとうさんといっしょにおしごといきたかったんだよねぇ~」
「おとうさん、あいたかったよー!」

等と言って足にまとわりついてくる。こんな出迎えをされたら、僕の相好が崩れっぱなしであることは言うまでもない。

ヒロシの将来計画

さてそんなある日、就寝前に本を読んでから横に寝て妻を待っていると、ヒロシがこんなことを。

ヒ「ヒロシくんねー、おとなになったら一人でおしごとする!」(おや、前は「おとうさんと一緒に仕事をする」だったのが発展している)
父「そうなの?じゃあお父さんはその時なにしてるの?」
ヒ「おとうさんはあそんでる!ヒロシくんが仕事をするから、おとうさんは遊んでて」
おお、要するに普段と役割が入れ替わっているということか。
父「そっかー、そいつは嬉しいな!でも、じゃあたまには遊ぼうね」
ヒ「うん!あそぼう!どこであそぶ?」
父「そうだなあ…。外国とか行こうか。」
ヒ「がいこく!? …アメリカとか!?」
父「うん、アメリカもいいなぁ」
ヒ「にほんは?にほんでは?」
父「日本国内にもまだいきたい所あるなあ」
ヒ「おんせん?」
父「お、温泉か。いいねぇ。温泉も行こう」
ヒ「おんせん!ウヒヒヒ…」

3歳児がどこで温泉とか知ったんだろう。こりゃ長生きしないとなあ。

来年も遊ぼうね(2歳)

ご飯を食べ終わったヒロシが、今日は珍しく自分からお昼寝に行く、と宣言した。
椅子を降りてちょこちょこ歩いて行ってドアの前で振り返り、「お父さん、また来年遊ぼうね!来年ね!」と言って出て行った。

マジか。年明けまでまだ結構あるぞ…。

(でもその後、これまた珍しくお昼寝の添い寝役にお父さんを指名。5分くらい2人でゴロゴロしたのだった。)

ヒロシ、父の幼年時代の写真を見てひとこと(2歳)

先日引っ越しまして。引っ越し直しまして、1年半のマンションぐらしを経てもとの家に戻ってきました。

さて引っ越しの荷物の段ボール箱が部屋のそこかしこ、いたるところに積み上げられていて、ヒロシとしては探索場所がこれまでの数倍になって毎日テンションMAX。ドラクエの勇者のように、あちこちの部屋の箱や引き出しをあけてガサゴソ、ガサゴソ、常に何かを物色しているのでした。

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うまく発音できない言葉(2歳)

2歳をこえまして、ますます語彙が増えてきました。

文章でペラペラと話すようになりましたし、分からない言葉は「これ、なあに?」と聞いてきて、教えたらたいていその場で繰り返して覚えられる程度にまで日本語が上達したヒロシ。

しかしそんなヒロシでも苦手な言葉があり、これはあまりうまく言えない。

それが次の4つです。

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ウィンナーが大好きだけどうまく言えない(2歳)

明けましておめでとうございます!本年もヒロシと『にっき親』をよろしくお願いいたします。

さて、子供ってなぜかウィンナーが大好きですよね。お弁当でなくてもとにかくウィンナーが入っていれば、真っ先にそれを探し当てて全部食べてしまうヒロシ二歳。(なのでヒロシのピラフはいつもウィンナーがすぐに消える)

そんなに好きなウィンナーなんですけど、最初に間違って覚えてしまったせいで、ずっと「ウィンガー」って言ってるんですよね。(お!ウィンガーあるよ!ひろしウィンガー食べたぁぁい!)

でこの種の言い間違いってなんか可愛いもんだから、あんまり修正しないで「うんうん、ウィンガーだねー」とか言ってたんですよ。でもあんまりずっとそのままでもいかんなと思って、最近はなるべく「ウィンガーじゃなくてウィンナーねー」と訂正するようにしていました。

そんなある日。朝食で妻がついつい「ほらウィンガーあるよー」と言ったところ、ヒロシ微笑みながら曰く
「ううん、おかあさん、ウィンガーじゃなくて、ウィンナー。…だよ?」

お母さんは「あ、ああ…、うん、そうだね!お母さん間違えちゃった…!」というのが精一杯だったとさ。

二歳になっても夜泣きが止まず…(2歳)

ヒロシは二歳になっても夜泣きをしています。

乳児の頃のようなあんぎゃー!と激しく泣くような夜泣きではないんですが、「うぅーん!」とうなされるような声を出したり、ふと目を覚まして「おかあさん?」と呼びかけて、一人じゃないことを確認したりしています。

(うなされているのはどうも寝言の時もあるようで、妻いわく、この間は「パーシーとあそびたかったぁー!」と叫んだそうです。)

そんなとき、妻はいつも「大丈夫だよ、お母さんいるよ、よしよし」と寝抱っこしてあやしているそうで、誠に頭が下がります。

そんなある日、お昼寝の時に大好きなしまじろうのぬいぐるみと布団に入ったヒロシが、しまじろうを撫でながら

「ほーらだいじょうぶよ、ヒロシちゃんいるよ。よしよし…」

と優しく語りかけていたそうです。

見たかったなぁ、その現場!

「抱っこさせてくれ―!」「わかった」(2歳)

ヒロシは、あんまりお父さんの抱っこを喜ばないんですよ。悲しいことに。

お母さんの抱っこは大好きなようで、痛い時、眠い時、ツライ時、悲しい時など、「おかあさーん!」「だっこしたい」(抱っこして欲しいの意)と言っては抱っこしてもらっています。

この日、歯磨き(大嫌い)(仕上げはお母さん)が終わって、ぐずっている時に、お母さんが歯ブラシを片付けてる間だけ抱っこしてあげたら
「おかあさーん!たずげでー!おかさーん!」と泣いて嫌がるヒロシ。助けてって、それはあんまりでは…。

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最近クイズを出してくるようになった。(2歳)

2歳になって、ヒロシがますますよく喋るようになってきました。『ママはテンパリスト』も2歳から始まってるし、喋るようになると意思の疎通が測れるので、色々楽になるし面白いです。子供を中心に日常に色々な小さなドラマが生まれて、育児が更に楽しく感じますね。

今日は、夕飯の食卓を囲んでいると、片手のスプーンを眺めながらヒロシがこんなつぶやきを。

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いつの間にか四語文まで喋るようになった(1歳)

ヒロシ、二歳目前。気づいてみれば、何だかかなり流暢に日本語を操るようになっていた。

二語文を使えるようになったのは一ヶ月位前だったかと思うけど、喋れるようになると、本人もそれで意思の疎通が図れるようになって楽しいのかどんどん喋ってうまくなったようだ。あと「これ、なぁに?」「これ、何だろ?」と、言葉で言葉を聞くことができるので、語彙も飛躍的に増えた。

父の心を撃ちぬいた一言

そんなヒロシのある日の一コマ。
お母さんがお風呂に入っている間、新幹線のおもちゃで一緒に遊んでいたところ、僕の膝にそっと手を添えて、言ったのだ、ヒロシが。

「また、遊んで…ね?」
と!
これにはビックリしたし、キューンときた。

断っておくが、僕はヒロシと毎日遊んでいる。仕事をしたり出かけたりしなければいけない時は泣き叫ぶヒロシの声を振り切って遊びを中断するが、それでもかなり多くの時間を過ごしているはずだ。

さらに続けてヒロシはこうも言った。
「今日、おとーさん、一緒、お風呂はいろう」
「アンパンマン、遊ぼう、ね?」

!!

実は最近、お風呂に一緒に入ろうとしたら嫌がられ、泣き叫ばれ、(イヤー!だめー!こわい、おかーさーーん!おかあさん入るー!タスケテー!)、自信を喪失していたところだったので、とても嬉しかった。

これは間違いなく、妻が昨日買って来てくれた、アンパンマンスポンジのお陰だ。妻とやなせたかし先生には頭が上がらないな、まったく。

4語文の例

・いま、お母さん、ごはん、作ってる!
・今日、おとーさん、一緒、お風呂はいろう

助詞はあまりないんですけど。